クラウドファンディングで13万円溶かした話
まずはこの動画を見て欲しい。
Eye – Smart Android Case for iPhone – kickstarter
めっちゃええやん！
・iPhoneのケースであり、スマホでもある（！）
・ALWAYS ON DISPLAYで背面に常になんか映せる
・SIMスロット2つ
・NFC搭載
・無接点充電も搭載
・セルフィーはiPhoneの背面カメラと連携して撮れる！
・なんなら3.5mmジャックも搭載してるぜ！
なんだすげえなコレ！めっちゃ楽しそう！
$1200ぶち込んだろ！！！！！
2017年9月に10個届くんだ！
楽しみだなぁ…！楽しみだなぁ…！
盛り上がるプロジェクト
GIZMODO、engadget、cnet等でも紹介され、
kickstarterでは4,062人が
$659,301（2020/4/27時点で7,058万円くらい）
indiegogoでは5,014人が
8,794万円ほど出資しました。
（雑な計算だけど1億5800万円くらい集まったのかな？）
大手どこも紹介してるし、額も額だし
アップデートも割とマメにある。
これはイケたな！と思ったわけですよ…
遅れはじめる
2017/6～7
当初の出荷予定までのスケジュールが甘すぎたので
遅れるね！と告知。
2017/8
設計はできたが、メーカーが確保出来てない。
現時点で先行きが不透明なので、
守れない約束はできないから
スケジュールはまだ伝えられない（？
2017/9
いや～新iPhone（X）が発表されたね！
もちろん対応するよ！
これからMenlo社と協力していくからよろしくな！
2017/10
見積もったが、出荷は多分2018年半ばになるわ！
これ以上遅らせるわけにはいかないから頑張るわ！すまんな！
2018/1
新しいモックが出来たわ！
（メーカーが決まったとは言ってない）
PMが深圳でメーカーを探してるよ！
報告が約束の隔週から延びるかもしれないが堪忍な！
2018/1～2
メーカー決まって最初の10,000台を生産するために
頭金を払ってきたわ！
生産まで22週かな！
2018/4
スペックを公表するぜ！
（MTK6739Vに3GB RAM、Android 8.1）
リリースは2018/9予定だよ！
2018/6
デザインができたぜ！モックもできたぜ！
2018/8
メカ的な要因でいくつか問題があって、
最終プロトタイプのメーカーからの供給が遅れてるよ！
納期が遅れるかもしれない！すまんな！
さらに遅れる
2018/9
先月伝えた問題で、
メーカーとの契約を切ったよ！
そして深圳のMobotっていう別のメーカーと
契約をしたわ！
出荷は12月に延期ね！
2018/10
いや～、最初の設計者がミスって
Mobotに直してもらったわ！
11月には完成して、12月に量産開始、
2019/1には出荷できると思う！
2018/12
システムボードが到着したぞ！
Andorid 9のデバッグやってるよ！
2019/1
iPhone Xs Maxに対応するデザインを作ってるよ！
そのため、出荷は2019/4に延期ね！
2019/4
1月から更新まで時間が空いてしまってすまん！
（個人的な緊急事態のためらしい）
新しいデザインを作成して、サンプルのテストをしたよ！
FCCとECの認証に時間が掛かって、また出荷が遅れるよ！
2019/8ね！
2019/7
試作についてのワクワクするようなアップデートだ！
（製作中の画像を複数公開）
だが、開発は予定通り進んでないよ！
出荷は2019/9に延期！
アップデートが止まる
そしてKickStarter / Indiegogoのアップデートは2019/7を最後に
音沙汰がなくなりました。
そして2020年4月現在
届いておりません…('ω’)
もちろんKickstarter / Indiegogoのコメント欄は
「Please Refund」の嵐。
もちろん返金の受付などしてるはずもなく…
俺の…金もそのまま…(;^ω^)
多分、外部の人間を入れたり
最初のメーカーと契約切って再契約したり…
なんてことをしてたので、
資金が尽きたのでは？と予想してます。
それにしても、ここまで綺麗に
Plan(計画する)
Delay(遅延する)
Change(仕様変更)
Apologize(謝る)
のサイクルが回ってるとは…
後半謝らなくなってきてたし…
わかってたけど教訓
クラウドファンディングは怖いところや…(´・ω:;.:…
まあリスクは分かってたので、
2018の後半辺りからは
友人ともうこれ無理だろと笑いながら見てましたけどね…
報酬として新しいものをいち早く手に入れられる
クラウドファンディングですが、
一見イケそうなプロダクトでも
こんなこともあるよってことで…
